(SEIYA 男 20代)の投稿
電車通学をしていたときのこと。いつも私は友人と一緒に同じ車両毎日に乗っていました。
混んでいても空いていても毎日同じ車両に乗り続けていた理由は、ちょうど同じ時間にモデル並みに美人なお姉さんがその車両に乗っていたからです。
そのお姉さんは、デザインは変わっていてもいつも緑のスカートを履いていたので、私と友人は「みどりさん」と呼んでいました。
ある日、駅の改札を出た私と友人は「みどりさん」に呼び止められ、ようやく私たちの存在感に気付いたかと内心ワクワクして振り返りました。
すると、「みどりさん」は、
「私の名前、"みどり"じゃなくて"むらさき"だからっ!!」
と腹の底から叫ぶような大声で叫んだのです。
その声は駅の構内を響き渡り、みどりさん改めむらさきさんはツカツカと去って行きました。
友人はむらさきさんの背中を遠い目で眺めながら、「色違いだったか…」と何故か落胆していたのを鮮明に覚えています。
フォック
みどりさんーーーーー!!!!!
むらさきって名前も珍しいですけどねw
仮の名前も案外惜しかったですね!
KOU